40代女性のカラダの変化。「やせにくくなった」というお悩みとともにあげられるのが、年齢にともなう「お肌トラブル」と言えるのではないでしょうか。様々な美容法、エイジングケアがありますが、やはり基本となるのは毎日の食事であることは間違いありません。
何をどのように食べればよいのか?
老化をもたらす「活性酸素」に負けないカラダをつくるポイント、お伝えします!
【目次】
老化ってつまりはどういうこと?活性酸素からカラダを守れ!
そもそも、老化とはどのようにして引き起こされるのでしょうか。
老化の原因のひとつとなるのが、「活性酸素(かっせいさんそ)」と呼ばれる物質です。
活性酸素は他の物質に働きかけやすい物質。
感染症からカラダを守るのに役立つなど悪い影響を及ぼすばかりではないのですが、酵素の働きを失わせたり、細胞にダメージを与えたりするなど、見逃せない一面を持っています。
特に困るのは、他の物質を酸化=サビさせてしまうことです。
身の回りでも、10円玉が黒く変色していた・開けてしばらく経った油が劣化していた、なんて経験はありませんか。
これらはいずれも酸化によって引き起こされた変化です。
カラダの中でも、まさにこの「酸化」が起きてしまうのです!
活性酸素が細胞を攻撃すると、シミやシワなどの見た目はもちろん、体の中の細胞や組織でもこうした変化が積み重なり、カラダ全体のサビつき、すなわち「老化」につながってしまうのです。
そこで頼りになるのが、毎日の食事からとり入れる「抗酸化(こうさんか)ビタミン」と呼ばれる栄養素たち!
ビタミンA,C,Eに代表される抗酸化ビタミンは活性酸素の発生や働きをブロックしたり、既に受けてしまったダメージの回復を促したりして、その影響を最小限にとどめてくれます。
日々の食生活でしっかりと野菜や果物を食べて、カラダやお肌の瑞々しさを維持していくことが大切ですね。
抗酸化力アップを狙え!ベストマッチの組み合わせ!
抗酸化ビタミンは緑黄色野菜をはじめとした多くの食材に含まれています。
より効率的にカラダにとり入れるための食べ方のポイント、ご紹介いたします!
ビタミンAとビタミンEがカラダにたまりやすいのは、水に溶けず排出しにくいため。
これらは油(脂)に溶ける、脂溶性(しようせい)ビタミンなのです。
食べる際も油と組み合わせることでより効率的に吸収することができます。
油を使う炒めものとして食べたり、脂質を含む肉・魚類や油揚げなどと一緒に料理したりするのがオススメ。
生野菜など、調理をしない場合はドレッシングをかけると油分が補えます。
ただし、油は高カロリーなので、どちらの場合も使い過ぎには注意してくださいね!
組み合わせの例
ニンジン(β-カロテン)×オリーブオイル
体の中でビタミンAに変わるβ-カロテンたっぷりのニンジンと、良質な不飽和脂肪酸(ふほうわしぼうさん)と共にビタミンEも含むオリーブオイル の組み合わせ。炒めものはもちろん、サラダにニンジンをプラスして、オリーブオイルを使用したドレッシングをかけるのも◎。
小松菜(β-カロテン)×胡麻(ビタミンE)×油揚げ
油揚げに含まれる脂質を利用した、和風や韓国風の味付けにオススメの組み合わせ。
アクセントとして、胡麻油を使用しても良いかもしれませんね。シンプルに和え物にして、副菜として加えてみては。
2.水溶性ビタミンは「スープまで」と「そのままで」!
ビタミンCは、水に溶けやすい水溶性ビタミン。
ビタミンCは緑黄色野菜や果物からとりいれることが多いですが、その一部は調理の過程で外に溶け出してしまうこともあります。
無駄なく栄養をとるには、スープやシチューなどで溶け出した栄養素も一緒に、汁ごと全て飲んでしまいましょう!
組み合わせの例
シチュー×ジャガイモ×ブロッコリー
ジャガイモのビタミンCは、デンプンに守られているため熱にも強く、失われにくいのがポイント。
緑の食材であるブロッコリーを加えると、彩りもさらに良くなり、見た目の美味しさもアップです!
スープ×ほうれん草×水菜
ビタミンのみならずミネラルも多く含む、ほうれん草や水菜を具材にして、微量栄養素(びりょうえいようそ)を補いましょう。
そのままでは量を食べにくい葉物野菜も、加熱するとカサが減り、たくさん食べられるようになります。
3.抗酸化×抗酸化、ビタミンA・C・E(エース)を組み合わせよう!
抗酸化作用を持つ成分は、組み合わさるとさらに強い相乗効果を生み出します!
食材の種類が増えることで、抗酸化ビタミン以外の栄養素がよりしっかり補給できるメリットも。
また抗酸化のチカラを持つのは、ビタミンだけではありません。
リコピンといった「機能性成分(きのうせいせいぶん)」と呼ばれる成分にも、同じようにカラダのサビを予防してくれるものがあります。様々な組み合わせを試してみることが、美味しく老化を予防するコツです!
組み合わせの例
バジル(β-カロテン・ビタミンE)×ピーマン(ビタミンC)
“エース”と呼ばれる抗酸化ビタミン3種類が勢ぞろいした強力な組み合わせ!
ピーマンはもちろん赤・黄ピーマンでもOK。バジルの風味を生かした炒めものにするのがオススメです。
トマト(リコピン)×アボカド(ビタミンE)
トマトの鮮やかな赤の元となる色素成分がリコピン。強い抗酸化作用が特長で、ビタミンAやEと同じ油に溶ける脂溶性です。
アボカドにも良質の脂質が豊富に含まれているので、一緒にサラダなどで食べるのも良いですね。
抗酸化に働く食品と組み合わせ、栄養バランスを整える青汁
大麦若葉など青汁の主原料としてよく使われている素材には抗酸化力を持つ成分が入っています。
忙しい毎日の生活で乱れがちな栄養バランス、活性酸素からカラダを守るひとつの選択として、ビタミン類や食物繊維を豊富に含む青汁は40代の女性の栄養サポートにはぴったりのアイテム。
特に大麦若葉の青汁はクセも少なく、味もマイルド。朝食や間食をはじめ、どんな食事シーンにも無理なく合わせることができます。
手間なく使える青汁を、抗酸化の働きをもつ様々な食材の組み合わせラインナップに加え、毎日の美容と健康を支えるパートナーとしてとりいれてみてはいかがでしょう。
【まとめ】
2. アミノ酸とビタミン
https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/79/7/79_KJ00003978913/_article/-char/ja
ビタミンと免疫能
https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/82/1/82_KJ00004840812/_article/-char/ja
活性酸素と酸化ストレス
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-04-003.html