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青汁活用!乳酸菌が働く、おなかにやさしいヨーグルトで腸活を再整理!

腸(おなか)に優しい食品の代表格ともいえるヨーグルト。一部は特定保健用食品としても許可を受けているほど、その健康効果が注目されていますね。さて、それでは、ヨーグルトのいったい何がおなかに優しいのでしょうか?キーワードは「発酵(はっこう)」と「乳酸菌(にゅうさんきん)」です!!

発酵パワーで消化吸収されやすい、だからおなかに優しい!

ヨーグルトは主に牛乳を材料として作られるため、乳酸菌による発酵などで多少変化はあるものの、牛乳の優れた栄養バランスをほぼそのまま受け継いでいます。

含まれる成分には、質の高い動物性たんぱく質をはじめ、脂質や糖質、ビタミン、ミネラル類など、体にとって欠かせないものがたくさん。特に骨を丈夫にするカルシウムが豊富な事で有名ですね。

ヨーグルトは乳酸菌の働きによって出来る発酵食品(はっこうしょくひん)です。
発酵という過程で、たんぱく質や糖質、脂肪といった栄養素は、より消化吸収されやすい状態に分解されます。またカルシウムも乳酸と結合する事によって、吸収されやすくなります。

乳酸菌の生み出す乳酸や酵素のチカラで、これらの栄養素はカラダに効率的に利用されるように変化するのです。
例えばヨーグルトのたんぱく質と、牛乳のたんぱく質を比べてみると、ヨーグルトの方が2倍近く吸収されやすくなっているとも言われます。

発酵パワーで、もとの牛乳に比べ、栄養はそのままにグっと吸収されやすい、だからヨーグルトはおなかに優しいのですね。

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乳酸菌パワーで腸内フローラのバランス改善、だからおなかに優しい!

発酵食品であるヨーグルト、その最大の特長といえば、やはりそこに含まれる「乳酸菌」による腸内環境の改善効果です。

乳酸菌は腸内に住みついて有益な働きをする善玉菌と呼ばれる腸内細菌のひとつ。さまざまな働きで私たちの健康を守ってくれます。ここでは特におなかを整える乳酸菌の3つの働きをご紹介いたします。

その1.乳酸菌は腸内フローラのバランスを整える!
もともと人の腸に住み着ているタイプの乳酸菌の多くは、消化されずに腸に届き、便秘や下痢を改善し、有害な物質がつくられることを抑えておなかの調子を整える働きをします。
そして食物繊維などの糖類をエサとして、健康に役立つ有益な物質を生み出し、腸内フローラのバランスを整えさまざまな健康効果をもたらすのです。

その2.乳酸菌は栄養吸収の改善とビタミンの合成をする!
乳酸菌は乳糖やカルシウムなどの吸収を改善し、またビタミンB群を合成するなど、栄養吸収の点からも効果が期待されています。

その3. 乳酸菌は免力を向上させ、病原菌からカラダを守る!
腸はヒトの免疫細胞の7割が存在すると言われています。乳酸菌は腸や腸の周りの組織の免疫機能を向上させ、病原菌が腸に入り込むのをブロックし、おなかの健康を守ります。

便秘や下痢を改善し、腸内環境を良好に保って腸の健康を守る乳酸菌パワー、だからヨーグルトはおなかに優しいのです!

その他に乳酸菌は、血中のコレステロールや中性脂肪を抑える、血圧を抑えるといったさまざまな健康作用が知られています。

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青汁活用!便秘解消!ヨーグルトで始める腸内フローラ最適化、3つのポイント!

ヨーグルトを食べる習慣をつくる、それは便秘の予防・解消にむけた腸活の第一歩!食品売場には色々な種類のヨーグルトが並んでいますが、どれが一番自分に合うか、迷ってしまった事はありませんか?
そんな時は、次の3点を基準に選んでみましょう。

1.パッケージをチェック!自分にあったヨーグルトを選べ!
ヨーグルトに含まれる菌は主に乳酸菌やビフィズス菌。この2種も、さらに多くの種類に細分化されます。それぞれの菌は生み出す物質が異なるなど、独自の働きを持っていますので、自分にあった菌を選ぶことが大切です。
各ヨーグルトにどんな菌が入っているかは、パッケージや容器の表示で確認しましょう!一つの種類に固定せず、様々な種類を日替わりで食べる事も、おなかの健康保持に役立ちますよ。

2.継続してこそちからを発揮!
腸内フローラは一日にして成らず!腸内の環境は日々の食事の影響を受け変化していきます。
朝ごはんやおやつなど食べるタイミングを決め、習慣化しましょう。食べ忘れたからといって一度にたくさん食べても、ヨーグルトの良い効果は発揮されません。
むしろ脂質の摂りすぎなど、体にとっては悪い影響を与えかねないので気を付けて!

3.食物繊維、オリゴ糖をあわせて相乗効果を狙え!
腸の中で生きている乳酸菌やビフィズス菌には、エサとなる食べものが必要。エサとして好ましいのは食物繊維やオリゴ糖です。これらをしっかりとると、乳酸菌たちは食べるものを得て活発化します。ヨーグルトと併せて食べて、効果アップを狙いましょう!
はちみつやきなこ、バナナ、コークフレーク類などとプレーンヨーグルトの組み合わせがおすすめです。

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「ヨーグルト×青汁×はちみつ」の時短腸活朝メニュー!!
青汁には食物繊維がたっぷりと含まれ、ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖を含むはちみつは、ヨーグルトの酸味を抑え、まろやかなくちあたりに!時間のない朝にもぴったりなオススメ腸活の組み合わせです!
乳酸菌・ビフィズス菌と食物繊維・オリゴ糖の相乗効果で、便秘によるぽっこりお腹の解消を目指しましょう!

【まとめ】

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を含むヨーグルトは、私たちの腸(おなか)の健康を守ってくれる優れた食品!そのままでもおいしいですが、日によって種類を変えたり、果物や青汁といったトッピングをプラスしたりして、毎日無理なく食べられる様に工夫してみましょう。自分ならではのお気に入りの食べ方を見つけて、元気な腸をつくってくださいね。

【参考URL】
ヨーグルト
https://www.jstage.jst.go.jp/article/seikatsueisei1957/27/4/27_4_224/_article/-char/ja/

乳酸菌の生理機能とその要因
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/46/2/46_129/_article/-char/ja/

ふなずしからのコレステロール低下作用を有する乳酸菌の分離
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk/56/3/56_3_177/_article/-char/ja/

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