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青汁の種類に違いはあるの?含まれる原料で栄養成分はどう変わる?

青汁は、普段の食事だけでは不足しがちな栄養成分を手軽に補給できる栄養補助食品です。しかし、青汁にはさまざまな種類があり、どれを選べばいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。青汁と一口に言っても、全てが同じ原料を使っているわけではありません。青汁は使われている原料によって種類が異なり、その栄養成分にも違いがあるのです。
今回は、青汁の種類にはどのようなものがあるか、種類による栄養成分や味、飲みやすさの違いについてご紹介します。

青汁の種類に違いはあるの?含まれる原料で栄養成分はどう変わる?

青汁の種類には何がある?

そもそも青汁とは、緑色野菜を絞った汁のことをいいます。
かつて、青汁の種類といえば「冷凍青汁」と「粉末青汁」の2種類に分類され、冷凍青汁の方が、青汁の栄養価が失われにくいといわれていました。
現在の青汁の種類には、冷凍青汁と乾燥粉末青汁のほかにも、液状タイプの青汁や、そのまま飲める錠剤タイプ、ジュレタイプ(ゼリー状)の青汁など、さまざまな種類の青汁が販売されています。
また、現在は青汁の製造技術の向上によって、野菜の栄養を損なわない非加熱処理で青汁製品を作ることができるようになりました。味や口当たり、香りなどの研究が行われ、飲みやすい青汁も多く展開されています。
しかし、青汁の種類によっては糖分が多く含まれているもの、熱処理でビタミン、ミネラルが失われてしまっている商品もあるため、毎日飲む青汁を選ぶときは、その種類や品質に注目し、しっかりと見極めることが大切です。

青汁の種類には何がある?

青汁の種類と栄養成分の違い

青汁の原料は全て同じものではありません。青汁の原料として使われる野菜はさまざまですが、一般的によく使われる野菜の種類としては、以下の4つが挙げられます。
1. 大麦若葉
2. ケール
3. 明日葉
4. 桑の葉

ここからは、青汁の原材料の種類によって、栄養成分にどのような違いがあるのか、ご説明します。

大麦若葉が原料の青汁

大麦若葉とは、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むイネ科の植物です。
大麦若葉にはカルシウム、鉄、亜鉛、カリウム、マグネシウム、銅などのミネラル類やβカロテン、ビタミンB1、ビタミンC、葉酸などのビタミン類、トリプトファンやアラニンといったアミノ酸、SOD酵素、食物繊維など、身体に必要な栄養素が全体的にバランスよく含まれています。

ケールが原料の青汁

ケールは、緑黄色野菜の王様と呼ばれるほど、栄養価が高い野菜です。
ケールにはβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類、カルシウムやマグネシウムや鉄分などのミネラル、食物繊維、メラトニンといったホルモンも豊富に含まれています。
また、ケールは他の野菜と比べてダントツの抗酸化力を誇るといわれています。

明日葉が原料の青汁

明日葉とはセリ科の多年草で、古くから不老長寿の野菜として親しまれています。
明日葉は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB12 などのビタミン、カリウムやナトリウム、カルシウムといったミネラル、食物繊維のバランスが良く、質のよいたんぱく質も含まれています。
また、明日葉にしか含まれていないポリフェノール「カルコン」や「クマリン」は、美容や健康維持に役立つ成分として期待されています。

桑の葉が原料の青汁

桑の葉は鉄分とカルシウムが豊富に含まれる野菜です。カルシウムに関しては牛乳の約24倍もあるといわれています。
桑の葉には食物繊維とカルシウムのほかに、鉄、亜鉛といったミネラル、βカロテン、ビタミンB1といったビタミン類が含まれ、桑の葉のみに含まれるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分は血糖値を抑える効果が期待されています。

青汁の種類と栄養成分の違い

青汁の種類による飲みやすさの違い

青汁は、用いられる原料の種類によって、飲みやすさにも違いがあります。そこで続いては、青汁の種類別に飲みやすさの違いをみていきましょう。

大麦若葉が原料の青汁

大麦若葉は比較的癖が少ないことから、青汁の中でも口当たりがよく飲みやすいのが特徴で、青汁の苦みが苦手という方におすすめの種類です。
栄養価も高く、普段の食事だけでは不足しがちな野菜の栄養がバランスよく含まれています。

ケールが原料の青汁

ケールは若干癖があるため、向き不向きがあります。初めて飲む場合、ケールの青汁は、独特の苦みが強く、青汁=美味しくないという印象を持たれてしまいがちです。
ただし、ケールの青汁は栄養面ではかなり優れているため、青汁上級者におすすめの種類です。

明日葉が原料の青汁

明日葉は大麦若葉と同じく、癖が少なく飲みやすい青汁です。
青汁にはさまざまな種類の野菜が用いられていますが、そのなかでも明日葉は、「カルコン」や「クマリン」などのポリフェノールが美容維持に期待されているため、女性に好まれやすい青汁の種類だといえるでしょう。

桑の葉が原料の青汁

桑の葉を原料とする青汁は、大麦若葉に比べると独特の癖があるため、青汁初心者の場合は飲みづらいと感じることも多い青汁です。
ただし、青汁上級者にとっては、ケールよりも苦みが少なく、サッパリとした味だと感じる方も多く、好まれる青汁の種類です。

青汁の種類と栄養成分の違い

最後に

今回は青汁の種類と、種類によってどのような違いがあるかについてご説明してきました。液状、粉末、ゼリー、錠剤など、青汁は形状によってもさまざまな種類があります。また、形状だけでなく、使われる原料の種類によっても、栄養成分や飲みやすさが違ってきます。
青汁は継続してこそ効果が期待できる健康補助食品です。味に癖があるからと健康効果が高まるというものではありません。逆に、飲みにくい青汁を無理して飲もうとしても、長く続かない可能性があります。今回の記事を参考に、青汁の種類による違いを知って、自分に合った青汁、毎日継続して飲みやすい青汁を選ぶようにしましょう。

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