青汁の原料として知られる大麦若葉について、「栄養ない」「効果ない」という声を耳にすることがあります。
実際に、大麦若葉にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
この記事では、青汁に使われる大麦若葉の栄養について解説したうえで、「栄養ない」「効果ない」と言われる理由について考察します。
【目次】
大麦若葉と大麦の違い
大麦若葉と大麦は、どちらも同じイネ科の植物ですが、収穫のタイミングと栄養素、用途に違いがあります。
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大麦若葉 |
大麦 |
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収穫のタイミング |
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主な栄養素 |
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用途 |
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大麦若葉は大麦がまだ若葉の状態にあるときに収穫されますが、大麦は成熟して穂ができた後に収穫されます。
どちらも栄養豊富な食材ですが、成長期に収穫される大麦若葉には、食物繊維、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄分が含まれ、大麦にはエネルギー源となる炭水化物を中心に、食物繊維やカリウム、カルシウムなどが含まれる点に違いがあります。
また、大麦は麦ご飯やパン、ビールなどに加工されて消費されますが、大麦若葉は繊維が多く葉が硬いため、料理にはあまり向いていません。
青汁やサプリメントなどに加工されるのが一般的で、野菜の栄養を手軽に摂取できるため、忙しい現代人の健康維持に役立ちます。
青汁に使われる大麦若葉の栄養成分
大麦若葉を原料とした青汁は、食物繊維やビタミン、ミネラル類などのさまざまな栄養素を含んでいます。
ここからは、「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」を例に挙げて、大麦若葉の栄養成分を紹介します。
食物繊維（1.3g）
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には、1パックあたり1.3gの食物繊維が含まれています。
大麦若葉には不溶性食物繊維が含まれており、腸内環境を整えるサポートや老廃物の排出を促す働きが期待されています。
また、不溶性食物繊維は満腹感を持続させる性質があるため、ダイエット中の食事管理にも取り入れやすい成分です。
たんぱく質（0.9g）
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には1パックあたり0.9gのたんぱく質>が含まれています。
たんぱく質は、体の細胞や筋肉、肌、髪の健康維持に欠かせない栄養素です。
日常のエネルギー源としても使われ、健康的な体作りをサポートします。
カリウム（72mg）
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には1パックあたり72mgのカリウムが含まれています。
カリウムは、体内の余分な塩分を排出し、血圧を正常に保つ働きがあります。また、神経や筋肉の働きをサポートする役割も担っています。
外食や加工食品が多い現代人にとって非常に重要な成分ですが、食事だけでは不足しがちです。
カルシウム（12mg）
カルシウムは骨や歯を構成するだけでなく、筋肉や神経の働きにも関わる重要なミネラルです。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には1パックあたり12mgのカルシウムが含まれており、食事だけでは不足しがちなカルシウムを手軽に補えます。
ビタミンC（1.1mg）
ビタミンCは抗酸化作用が強く、体の老化防止や免疫力の強化に役立ちます。また、鉄分の吸収を助けるため、貧血予防にも有効です。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には1パックあたり1.1mgのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは体内で生成できないため、積極的に取り入れたい成分です。
ビタミンB群（0.7mg）
大麦若葉を原料とした青汁には、ビタミンB1、B2、B6といったビタミンB群も豊富です。
ビタミンB群には、主にエネルギー代謝を助ける役割があります。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」にはビタミンB1、B2、B6が1パックあたり0.7mg含まれています。
ビタミンB1は炭水化物の代謝、B2は脂質とタンパク質の代謝、B6は免疫機能の維持に関わり、疲労回復や健康維持に役立ちます。
マグネシウム（5mg）
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には、1パックあたり5mgのマグネシウムが含まれています。
マグネシウムは酵素を活性化させる働きがあり、生命維持に必要となるさまざまな代謝に関わる栄養素です。骨の健康維持や筋収縮、神経伝達、ホルモンの分泌などでもさまざまな役割を担います。
鉄分（0.3mg）
鉄分は酸素を全身に運ぶ役割があり、不足すると貧血や集中力低下の原因となります。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には、1パックあたり0.3mgの鉄分が含まれています。日常生活で摂取する鉄分の一部を補うことができ、鉄分不足が気になる方の健康サポートに役立てることができます。
ビタミンE（0.2mg）
ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞の酸化を防ぎ、肌の健康や老化予防に効果的です。
また、血液の流れをスムーズにする働きもあり、血行不良や冷え性、肩こりや腰痛の緩和に良いとされる栄養素です。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には、1パックあたり0.2mgのビタミンEが含まれています。
葉酸（16μg）
大麦若葉には、ビタミンB群の一種である葉酸が含まれています。
葉酸は、細胞や赤血球の生成をサポートする栄養素で、胎児の発達にも欠かせないため、妊娠中の女性に推奨されています。
「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」には1パックあたり16μgの葉酸が含まれています。
青汁の大麦若葉が栄養成分「栄養ない」「効果ない」と言われる理由
大麦若葉には、食物繊維やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれ、不足しがちな栄養素を手軽に補うことができます。
しかし、これほど栄養豊富な大麦若葉なのに、青汁になると「栄養ない」「効果ない」と言われてしまうのはなぜなのでしょうか。
その理由の一つとして、青汁に対する過剰な期待が挙げられます。
青汁は、即効的な体調改善を目的とした医薬品ではなく、日常的に不足しがちな栄養素を補うための健康食品です。
そのため、すぐに病気や体調不良が大きく改善されるわけではありません。
青汁はあくまで健康習慣をサポートする存在であり、他の生活習慣と組み合わせてこそ最大限の効果を発揮します。
青汁を飲んですぐに効果を実感できなくても、栄養 バランスの良い食事や適度な運動、質の良い睡眠など、生活習慣を整えることも意識したうえで、1日1～2杯を飲み続けることが重要です。
大麦若葉が原料の青汁で不足しがちな栄養を補給しよう
大麦若葉が原料の青汁には、食事だけでは不足しがちな栄養素が含まれています。
短期間で体調に変化が現れるといった即効性が期待できるわけではありませんが、1日1～2杯飲み続けることで、健やかな毎日をサポートしてくれるでしょう。
日本薬健では、今回紹介した「金の青汁® 純国産大麦若葉100％粉末」以外にも、大麦若葉が原料の青汁商品を複数展開しています。
抹茶風味やヨーグルト風味、フルーツテイストなど味の種類もさまざまで、好みに合わせて選ぶと継続しやすいです。
自分好みの青汁で栄養を補給して、ぜひ健康維持に役立ててください。
