健康のためには、1日2.5リットルの水分を補給する必要があると言われています。
特に、夏場の熱中症対策にこまめな水分補給が大切なことは、広く周知されています。
しかし、水分補給には適さない飲み物があることや、適切なタイミングがあることを知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、水分補給におすすめの飲み物はどれなのか、避けるべき飲み物や適切な水分補給のタイミングを紹介します。毎日の水分補給や夏の熱中症対策にぜひ役立ててください。
【目次】
毎日の水分補給におすすめの飲み物
私たちの体は、約60%が水分で構成されているため、健康を維持するには、毎日の水分補給が欠かせません。
そこでまずは、毎日の水分補給におすすめの飲み物を紹介します。
水・ミネラルウォーター
水・ミネラルウォーターはもっとも身近で自然な飲み物なので、毎日の水分補給におすすめです。
いつでも手軽に水分補給ができるというメリットがあります。
ミネラルウォーターとは、雨や雪が山に染み込み、長い年月をかけて地層のフィルターでろ過された地下水のことで、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれています。
硬水と軟水の選択肢があり、好みに合わせて選べるのもおすすめのポイントです。
水・ミネラルウォーターは常温でも冷やしても飲めるので、季節を問わず一年を通じて水分補給に適しています。
麦茶
麦茶はノンカフェインで、胃に優しく、水分補給にぴったりの飲み物です。
ナトリウムやカリウムなどのミネラルが豊富に含まれるため、汗をかいた後の水分補給に最適で、熱中症予防にも効果があります。
食事との相性も良く、ホットでもアイスでも楽しめるため、夏は冷やしてリフレッシュ、冬は温かくしてリラックスするのがおすすめです。
また、麦茶には抗酸化作用 があり、活性酸素の働きを抑制するため、健康維持や美容にも良いとされています。
ルイボスティー
ルイボスティーは、南アフリカ原産のハーブティーです。
ポリフェノールが豊富な飲み物で、抗酸化作用 があり、美容にも良いお茶として人気があります。
ルイボスティーもノンカフェインのため、寝る前にも安心して飲むことができます。
ホットでもアイスでも美味しく飲めてリラックス効果もあるため、毎日の水分補給におすすめの飲み物です。
日本薬健の「ルイボスティー」は、肥満気味な方の体重やウエスト周りを減らすのを助ける機能性表示食品※です。
葛の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が含まれています。
ティーバッグ1袋に150~300mlの熱湯を注ぎ3分間静置してお飲みください。
たっぷりと氷を入れたグラスに注げば、アイスルイボスティーとしても楽しめます。
※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
ほうじ茶
ほうじ茶は、焙煎された茶葉から作られるお茶で、香ばしい香りが特徴です。
カフェインが少なめで、リラックス効果があるため、食事中や食後の水分補給におすすめの飲み物です。
香ばしい香りが魅力で、ホットで飲むとその香りが一層引き立ちますが、アイスでも美味しくいただけます。
冬の寒い日には温かいほうじ茶で体を温めると、心地よいひとときを過ごせるでしょう。
杜仲茶
杜仲茶は、中国で古くから健康茶として親しまれてきたお茶です。
血管を拡張して血圧を降下させる 作用があり、高血圧やメタボリックシンドロームの予防に良いとされています。
杜仲茶は、ホットで飲むとリラックス効果があり、冷やして飲むとさっぱりとした味わいが楽しめるため、1年を通じて水分補給におすすめの飲み物です。
また、杜仲茶には抗酸化作用や内臓脂肪を減らす働きもあり、ダイエットやアンチエイジングにも良いとされるため、女性に人気があります。
日本薬健の「杜仲茶」は、肥満気味な方のお腹の脂肪を減らすのを助ける機能性表示食品※です。
葛󠄀の花由来イソフラボン(テクトリゲニン類として)が配合されています。
ティーバッグ1袋に150~300mlの熱湯を注ぎ3分間静置してお飲みください。
夏はたっぷりと氷を入れたグラスに注ぎ、アイス杜仲茶としても楽しむのもおすすめです。
※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
青汁
青汁は、大麦若葉やケール、明日葉などの緑黄色野菜を原料とする健康飲料です。
ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、食事だけでは不足しがちな野菜の栄養素を補うことができます。
食事との相性も良く、ホットでもアイスでも楽しめるため、毎日の水分補給におすすめの飲み物です。
粉末タイプの青汁なら、水やお湯で溶かすのはもちろん、牛乳やヨーグルト、りんごジュースなどに溶かしてアレンジドリンクも楽しめます。
日本薬健の「金の青汁® 純国産大麦若葉100%粉末」は、契約農家の手で農薬を一切使わずに栽培された国産の大麦若葉を惜しみなく100%配合した抹茶風味の青汁です。
苦みの少ない大麦若葉が原料なので、子どもから大人、高齢者まで、青汁が苦手な方や野菜嫌いな方でも飲みやすいのが魅力です。
1パック(3g)に100mlのお湯または水を注ぎ、よくかき混ぜてお飲みください。
1日1~2杯を目安に、毎日飲み続けるのがおすすめです。
夏の水分補給・熱中症対策におすすめの飲み物
気温が高い夏の水分補給は、熱中症対策としても重要です。
汗をかきやすい季節なので、失われがちなミネラルを効率よく補給できる飲み物を選ぶのがおすすめです。
スポーツドリンク
スポーツドリンクは、運動時や暑い日の水分補給に最適な飲み物です。
ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどが豊富に含まれているため、水分だけではなく、汗で失われたミネラルを補給できます。
スポーツドリンクは冷やして飲むと爽快感が増し、暑い夏の日にリフレッシュできます。
ただし、糖分を多く含む飲み物でもあるため、飲み過ぎには注意が必要です。
経口補水液
経口補水液は、脱水症のための食事療法(経口補水療法)に用いられる飲み物です。
熱中症予防に非常に効果的な飲み物として、特に高齢者の水分補給として推奨されています。
水分に加え、ナトリウムやグルコースなどの成分がバランス良く配合されており、体内への吸収が速やかです。冷やして飲むと飲みやすく、暑さで消耗した体に素早く水分を補給できます。
通常の水やスポーツドリンクよりも吸収速度が速いため、脱水症状が心配なときの水分補給におすすめの飲み物です。
ただし、飲み過ぎによるナトリウムの過剰摂取には注意しましょう。
冷たい味噌汁
味噌汁には、水分だけでなく、ナトリウムやカリウムも含まれているため、体内で電解質のバランスを保つのに役立ちます。
野菜や豆腐などの具材を入れることで、ビタミンやミネラルも摂取できるでしょう。
冷たい味噌汁なら、さっぱりとした飲み心地で、暑い夏にも飲みやすいです。
朝食や昼食の献立に取り入れて、熱中症対策と栄養補給を同時に行うのがおすすめです。
水分補給にならないNGな飲み物は?
「とにかく1日に2.5リットルの飲み物を飲めば、水分補給ができる」と考えている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
一見すると水分補給に役立ちそうに見えても、実は体内の水分バランスを乱したり、脱水を引き起こす可能性がある、水分補給には適さない飲み物も存在します。
例えば、以下のような飲み物は、水分補給には避けたほうが良いでしょう。
- お酒(アルコール)
- コーヒー
- 緑茶
- 烏龍茶
- ジュース など
アルコールやコーヒー、緑茶や烏龍茶などカフェインを含む飲み物には、利尿作用があります。
飲み過ぎると脱水症状を引き起こす場合があるので注意が必要です。
また、ジュースには糖質が多く含まれており、肥満や糖尿病のリスクを高めるほか、体内での吸収にも時間がかかります。
夏の水分補給には適さないため、甘みが欲しい場合はスポーツドリンクを飲むようにしましょう。
水分補給におすすめの食べ物は?
水分補給は飲み物だけではなく、食べ物からも可能です。
実際に、1日の食事からは1.1〜1.5リットルの水分補給ができると言われています。
水分補給におすすめの食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- レタス
- すいか
- いちご
- ゼリー など
特に、きゅうりやすいかなど、暑い季節に旬を迎える野菜や果物は、水分を多く含むものが多いです。
水分補給の適切なタイミングは?
水分補給は大事なことですが、一度にたくさん飲むのはやめましょう。
最悪の場合、水中毒を引き起こすリスクがあります。
健康のためにも、水分補給はこまめに飲むことを心がけましょう。
水分補給に適切なタイミングは、以下の通りです。
- 寝る前
- 起床前
- スポーツ中またはスポーツの前後
- 入浴の前後
- のどが乾く前
また、食事と一緒に麦茶やほうじ茶、青汁を飲むのもおすすめです。
青汁なら、ビタミンやミネラル、食物繊維など、不足しがちな野菜の栄養も一緒に補給できます。
抹茶風味の青汁など、食事との相性がよいものを選びましょう。
また、アルコールを摂取する際にも、水分補給が大切です。
お酒を飲んだ後に水分補給すれば、胃の中のアルコールの濃度が低くなり、血中アルコール濃度も下がると考えられています。
水分補給におすすめの飲み物を飲んで夏も冬も健康的に過ごそう
私たち人間の体は60%が水分なので、健康維持のためにも、こまめな水分補給が必要です。
喉が渇いてからでは遅いと言われているので、夏も冬も、1日の中で飲むタイミングを決めておき、計画的に水分補給を行うのが良いでしょう。
おすすめは、水や麦茶、ほうじ茶など、ノンカフェインでミネラルを豊富に含む飲み物です。
また、野菜の栄養も一緒に補える青汁を飲むのもおすすめです。
抹茶風味の青汁なら、食事との相性もよく、毎日の水分補給にもぴったりです。
1日1~2杯の青汁を飲んで、1年中健康的な毎日を過ごしましょう。