貧血になりやすい方は、鉄分を意識的にとることが大切です。
手軽に栄養補給をするために、貧血に良い飲み物があれば知りたいという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、貧血に良い飲み物やとるべき栄養素を紹介します。
飲んではいけないNGな飲み物など注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
貧血ってどんな状態?
貧血とは、赤血球の中にあるヘモグロビン濃度が低くなったり、赤血球の数が減ったりした状態のことを指します。
貧血になると、息切れや立ちくらみ、めまいやふらつき、頭痛などの症状を引き起こします。
貧血にはいくつかの種類があり、その要因はさまざまですが、最も多いのは「鉄欠乏性貧血」です。
鉄分は、主に赤血球の材料となるミネラルの一種で、体内の鉄分が不足すると、赤血球内のヘモグロビンが不足します。
ヘモグロビンが減少すると赤血球の大きさが小さくなったり、数が減ったりしてしまい、血液中における赤血球の働きが悪くなってしまうのです。
赤血球は、全身に酸素を運ぶ役割を担っているため、働きが悪くなると酸素が十分に供給されない状態となり、鉄欠乏性貧血に陥ってしまいます。
貧血気味の人がとるべき栄養素は「鉄」!
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分不足により、赤血球やヘモグロビンを十分に作り出せなくなる症状です。
鉄分不足を解消するには、赤血球の材料となる鉄分を積極的にとることが大切です。
鉄分には赤身やレバーなどの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、ほうれん草などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。
なかでも非ヘム鉄は吸収効率が悪いことが知られていて、積極的に摂取しても体内にあまりとり込むことができません。
タンパク質やビタミンCには、鉄の吸収を促す働きがあるため、鉄分と一緒に摂取することで体に取り込まれやすくなり、貧血対策ができるでしょう。
貧血対策に良いおすすめの飲み物は?
貧血対策には、鉄分をしっかりと摂取することが大切です。
厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、年齢による差はあるものの、成人男性7.5mg程度、成人女性10.5mg程度の鉄分の摂取が推奨されています。
しかし、1日3回の食事だけで十分な量の鉄分をとるのは難しいという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、飲み物から鉄分を摂取する方法です。
ここからは、貧血が気になる方に向けて、貧血対策に良いおすすめの飲み物を紹介します。
青汁
青汁は、ビタミン、ミネラルなど、食事だけでは不足しがちな野菜の栄養素を豊富に含む飲み物です。
なかには、パッケージの成分表示に「鉄分」と記載されている青汁商品もあります。
金の青汁® 純国産大麦若葉100%粉末
「金の青汁® 純国産大麦若葉100%粉末」は国産大麦若葉が原料の青汁で、1パックあたり0.3㎎の鉄分を含んでいます。
鉄分に限らず、不足しがちなビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているため、毎日の栄養補給にぴったりの飲み物だと言えます。
抹茶風味の粉末なので水に溶かすだけではなく、牛乳に溶かしたり、スムージーに入れたり、食事に加えてみたり、さまざまなアレンジを楽しめるのもおすすめのポイントです。
金の青汁® 25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素
「金の青汁® 25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素」は原料に25種類の野菜を使用した青汁で、1パックあたり0.8㎎の鉄分を含んでいます。
沖縄県産の黒糖を使用しているのでほんのり甘みがあり、青汁を初めて飲む方でも、毎日美味しく鉄分やさまざまな栄養素を補うことができるでしょう。
活性炭×青汁
「活性炭×青汁」は活性炭を配合した青汁で、1パックあたり1.2㎎の鉄分を含んでいます。
さっぱりとしたレモンミント味をしていて飲みやすく、活性炭によるデトックス効果も期待されているので、貧血気味だけど美容にもこだわりたい女性におすすめです。
ルイボスティー
ルイボスティーには、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。
ノンカフェインでリラックス効果があり、ほのかな甘みとまろやかさ、すっきりとした後味が特徴です。
食事との相性も良く飲みやすいため、貧血対策としておすすめの飲み物です。
杜仲茶
杜仲茶は、トチュウという木の若葉を乾燥させて作られたお茶で、鉄分をはじめとしたミネラルが豊富に含まれています。
食事にも合うすっきりとした味わいで、鉄の吸収を阻害するカフェインも含まれていないので、貧血に良い飲み物と言えます。
黒豆茶
黒豆茶の原料となる黒豆には、レバーやほうれん草よりも鉄分量が豊富に含まれています。
しかも黒豆に含まれる鉄分は体内で吸収されやすいと言われており、黒豆茶は貧血対策にぴったりの飲み物です。
また、黒豆茶には鉄分だけではなく、血流をよくしてくれるアントシアニンが含まれているので、冷え性になりがちな女性にもおすすめです。
ココア
ココアの原料となるカカオにも、鉄分が豊富に含まれています。
また、赤血球やヘモグロビンを作るために必要なビタミンB12も含まれているため、貧血に良い飲み物だと言えます。
寒い冬はココアを飲んでほっと一息つきながら、鉄分もしっかりと補給しましょう。
【注意点】貧血のときにNGな飲み物
コーヒーや紅茶、緑茶などの飲み物には、鉄分の吸収を阻害するタンニンやカフェインなどの成分が含まれています。
そのため、貧血になりやすい方は飲むことを避けたほうが良いでしょう。
お茶が飲みたいときは、緑茶よりも鉄分などのミネラルが豊富なルイボスティー、杜仲茶、黒豆茶がおすすめです。水分と鉄分の補給ができる青汁をお茶の代わりに飲むのも良いでしょう。
また、カルシウムのとり過ぎによって鉄分の吸収が阻害されることもあります。
カルシウムは身体の機能を維持するために欠かせないミネラルですが、他のミネラルとのバランスが吸収率に影響を与えるため、注意が必要です。
鉄分を摂るときは、牛乳の飲み過ぎやヨーグルトの食べ過ぎに気を付けて、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
貧血に大事なのは鉄分・タンパク質・ビタミンC!不足しがちな栄養は青汁で補給しよう
鉄欠乏貧血は体内の鉄分が不足することで引き起こされる病気なので、食生活の見直しを行うことが大切です。鉄分はもちろん、吸収を促すタンパク質やビタミンCも合わせて摂取して、貧血を予防しましょう。
鉄分とビタミンCを同時に摂取できるおすすめの飲み物が、青汁です。
1日1~2杯を水またはお湯に溶かして飲むだけで、不足しがちな栄養を補給することができます。
また、牛乳に溶かして飲めば、タンパク質を補うことにもつながります。
貧血に良い飲み物をお探しの方は、ぜひ1日1~2杯の青汁を試してみてはいかがでしょうか。