野菜が嫌いでどうしても食べられないという方もいらっしゃるでしょう。お子様の野菜嫌いにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、野菜嫌いは簡単に改善できるものではないため、今すぐ野菜不足を補うための方法として、毎日の食事に青汁を1杯プラスしてみてはいかがでしょうか。
今回は、野菜嫌いな人にもおすすめしたい青汁の魅力や含まれる栄養について紹介し、青汁は野菜の代わりになるのかを検証していきます。
【目次】
野菜嫌いになる原因は?
野菜には健康的な毎日を過ごすために欠かせない栄養素が豊富に含まれているため、野菜嫌いは早めに改善しておきたいところ。しかし、野菜嫌いはそう簡単に治せるものではありません。
そもそも野菜嫌いの原因としては、どのようなものが考えられるのでしょうか。
繊維質が嫌い
小さなお子様は繊維がある野菜を上手に噛むことができず、「歯触りが悪い」「噛みきれない」などの理由から、野菜が嫌いになってしまうことがあります。
特にキャベツやレタス、ほうれん草など繊維質の多い葉野菜は、子供に嫌われる傾向にあります。
子供の頃の食生活
大人になってからも野菜嫌いで野菜が食べられないという人に多い原因が、「小さい頃から野菜を食べていなかった」というものです。
小さい頃から慣れ親しんだ食材なら大人になってからも抵抗なく食べることができますが、子供の頃から食べる機会が少なかった食材は、どうしても食わず嫌いしてしまいがちですよね。
子供の頃に嫌いな野菜を避けて食事をしていた人は、大人になってからも野菜嫌いを克服できないケースが多いです。
味の好みの問題
「トマトの酸味が嫌い」など、野菜そのものの味が嫌いという人も多くいます。
大人になると味覚や味の好みが変化することもありますが、そうでない場合もあります。味の好みは人それぞれなので、どうしても美味しく感じない野菜を無理に食べるのは難しいでしょう。
野菜嫌いが健康的な毎日に及ぼす影響は?
野菜には、食物繊維やビタミン、ミネラルといった体づくりに欠かせない栄養素が豊富に含まれています。これらは全て体内では作ることができず、またお肉やお魚からはあまり摂取することができません。
そのため、野菜を食べることは、健康的な体づくりに必要不可欠なのです。野菜不足が続くとビタミン、ミネラル不足で肌が荒れてしまったり、肉中心の食生活で肥満になったり、さらには生活習慣病などを引き起こすことがあります。
野菜嫌いな人こそ青汁を飲むべき!
健康的な体をつくるために野菜が必要ということは分かっていても、どうしても野菜が食べられないという方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、青汁です。
続いては、野菜嫌いな人が青汁を飲むべき理由について説明していきます。
食物繊維が豊富
青汁には、野菜にも多く含まれている食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には、腸内環境を整える働きがあるほか、血糖値の上昇を抑制したり、コレステロール濃度を低下させたりと、糖尿病や肥満などの生活習慣病の予防にも役立つことが知られています。
ビタミン、ミネラルが豊富
野菜に多く含まれるビタミンやミネラルは、青汁からも摂取することができます。
ビタミンやミネラルは、体づくりや健康維持に欠かせない栄養素です。野菜嫌いで野菜から摂取できないのであれば、他の食品から摂取する必要があるでしょう。
野菜が含まれている商品もある
青汁の原料としてよく使われているのはケールや明日葉、大麦若葉ですが、商品によってはその他の野菜が含まれている場合もあります。
にんじんやほうれん草などの野菜が使われた商品を毎日飲み続けることで、間接的にそれらの野菜を食べているのと同じ栄養素を摂取することができるため、「にんじんが嫌い」「ほうれん草が食べられない」といった野菜嫌いな人にもおすすめです。
野菜不足は補える?青汁に含まれる栄養素を紹介
青汁を毎日の生活に取り入れることで、食事だけでは十分な摂取が難しい野菜の栄養を効果的に補うことができます。そのため、特に野菜嫌いで野菜不足が心配だという方は、毎日の食事に青汁を1杯プラスしてみることをおすすめします。
青汁を飲むことで、主に以下のような栄養素を取り入れることができ、野菜不足を補うことができます。
青汁に含まれる主な栄養素 | 栄養素の働き |
---|---|
食物繊維 | 腸内環境を整えて、便秘を防ぐ働きがあります。また、血糖値の上昇を防ぎ、コレステロール濃度を低下させる効果も期待できます。 |
βカロテン | 体内でビタミンAになり、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。また、抗酸化作用や免疫力強化といった効果も期待できます。 |
ビタミンB2 | 青汁にたっぷり含まれているビタミンです。皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。また、糖質や脂質、タンパク質を体内でエネルギーにするための代謝を助ける役割も担っています。 |
ビタミンB6 | 食品に含まれるタンパク質からエネルギーを生む働きがあり、筋肉や血液を作るときに必要な栄養素です。 |
ビタミンC | コラーゲンを生成するのに必要な栄養素です。ビタミンCは体内で作ることができないので、食品から摂取する必要があります。美肌に欠かせない栄養素の1つです。 |
葉酸 | 造血のビタミンとも呼ばれる成分です。赤血球の生産を助ける働きがあり、人間の体を作るために欠かせない栄養素となっています。 |
ビタミンE | 抗酸化作用があり、皮膚などの新陳代謝を高めてくれる働きも持っています。別名、若返りのビタミンとも呼ばれています。 |
鉄 | ヘモグロビンを作るのに必要な栄養素です。ヘモグロビンには、酸素を肺から体の隅々まで運ぶ大切な役割があります。 |
野菜嫌いな人でも飲みやすい青汁の選び方
野菜が嫌いな方のなかには、青汁の苦みや臭いも苦手という方もいらっしゃるでしょう。
そこで続いては、野菜嫌いな人でも飲みやすい青汁の選び方について説明します。
癖の少ない大麦若葉の青汁を選ぶ
青汁の原料となる野菜のうち、苦味が少ないと言われているのが大麦若葉です。
一方で、ケールは栄養価が高いものの、苦味が出やすいと言われています。
「野菜の苦味が苦手」「青臭いのはちょっと嫌」と感じる人は、癖が少ないと言われる大麦若葉を原料とする青汁を選びましょう。
国産原料100%の商品を選ぶ
野菜嫌いな人が青汁を選ぶときは、原料の産地にも注目してみることをおすすめします。
青汁に使われる原料は、国産のものの方が美味しいと言われています。癖や苦みが少ない大麦若葉の青汁のなかでも特に国産原料100%の商品を選ぶと、より飲みやすくなるでしょう。
多くの原料が使われている商品を選ぶ
ケールや大麦若葉だけでなく、にんじんやさつまいも、かぼちゃなどの甘みがある野菜が原料として使われている青汁は甘みもあって飲みやすいです。
どんな青汁が飲みやすいかには個人差もあるため、青汁を選ぶ際には原料の種類や含有量にも注目しながら、自分に合った青汁を探してみましょう。
加糖タイプ、フレーバータイプの商品を選ぶ
「どうしても野菜だけの味は苦手」という方のために、フルーツなどが含まれたフレーバータイプや、加糖タイプの青汁商品も多く販売されています。
ただし、加糖タイプは通常の青汁よりもカロリーが高くなるため、ダイエット中の方には不向きです。また、飲みすぎると生活習慣病の原因になることもあるので注意しましょう。
青汁は野菜の代わりになる?
野菜から摂取できる栄養素の一部は、青汁を飲むことで補給することができます。そのため、青汁には、野菜不足を補うための一定の効果があることは事実です。
しかし、青汁を飲んだからといって野菜を食べなくて良いというわけではありません。栄養素をバランスよく摂取するためには、できるだけ早く野菜嫌いを改善し、野菜の栄養素を食事から摂取することも大切です。
最後に
今回は、野菜嫌いな人に青汁をおすすめしたい理由や、美味しい青汁の選び方、青汁に含まれる栄養素について説明してきました。青汁には、野菜に多く含まれる食物繊維やビタミンが豊富に含まれています。野菜嫌いな人にはもちろん、健康的な毎日を過ごすために野菜不足を補いたいという人にもおすすめです。大麦若葉を原料とする青汁なら苦味も少なく、野菜嫌いな人でも飲みやすいのではないでしょうか。野菜を原料とした美味しい青汁を毎日飲むうちに、野菜の味に慣れてきて、食事でも野菜を食べられるようになるかもしれません。まずは1日1杯の青汁を毎日の生活に取り入れて、野菜不足を補っていきましょう。