青汁には、ビタミンCがどのくらい含まれているかご存知でしょうか。
今回は、青汁のビタミンC含有量や1日に必要なビタミンCの摂取量、青汁とビタミンCの上手な摂り方について紹介します。
【目次】
青汁のビタミンC含有量は?
ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種で、健康や美容に良いとされる栄養素です。
コラーゲンの生成に必要不可欠で、皮膚や粘膜の健康を維持する役割を担います。
ほかにも、病気やストレスへの抵抗を高めたり、鉄の吸収をよくするなどの効果があり、抗酸化作用があることから動脈硬化や心疾患を予防する効果も期待されています。
ビタミンCは、いちごや柑橘系のフルーツ、ピーマンなどの野菜に多く含まれていますが、野菜を原料とする青汁からもビタミンCを摂取することができます。
例えば、日本薬健で販売している青汁商品の1パックあたりのビタミンC含有量は、以下の通りです。
商品名 | 1パックあたりのビタミンC含有量 |
---|---|
純国産大麦若葉100%粉末 | 1.1mg |
25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素 | 0.28mg |
日本薬健のみんなの青汁 | 0.4mg |
プラズマ乳酸菌免疫ケア青汁 | 50mg |
スーパーフルーツ青汁ダイエット | 0.9mg |
同じメーカーの青汁であっても、ビタミンC含有量は商品によって異なります。
気になる方はパッケージを確認するようにしましょう。
1日に必要なビタミンC摂取量
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日あたりに推奨されるビタミンC摂取量・必要量は以下の通りです。
年齢など | 摂取推奨量/日 | 必要量/日 |
---|---|---|
成人(18歳〜74歳) | 100mg | 80〜85mg |
高齢者(75歳以上) | 100mg | 80〜85mg |
妊婦 | +10mg | +10mg |
授乳婦 | +45mg | +10mg |
また、喫煙者は非喫煙者よりも多く摂取することが推奨されているので、タバコを吸う人は積極的にビタミンCを摂取しましょう。
ビタミンCを多く含む食べ物
ビタミンCは以下のような食べ物に多く含まれています。
・ ほうれん草
・ ブロッコリー
・ 赤ピーマン
・ 青ピーマン
・ トマト
・ カリフラワー
・ パセリ
・ ゴーヤ
・ サニーレタス
・ キャベツ
・ 小松菜
・ キウイ
・ いちご
・ レモン
・ グレープフルーツ
・ メロン
・ パイナップル
・ 柿
・ みかん
ビタミンCは水溶性のビタミンなので、加熱調理により破壊され、減少してしまいます。
そのまま食べられるサラダやフルーツから摂取するのがおすすめです。
ビタミンCが不足するとどうなる?
ビタミンCは美容や健康維持に必要なコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。
ビタミンCが不足すると、肌や髪の不調につながるだけではなく、免疫機能が低下し、病気への抵抗力が弱まると言われています。
また、疲労が抜けない、やる気が出ないなど全身の倦怠感につながることもあるため、注意が必要です。
また、ビタミンCが著しく不足すると、コラーゲンの生成ができなくなり、壊血病を引き起こす可能性もあります。
壊血病とは、ビタミンCの欠乏によって起こる病気で、主な症状には、皮下や歯茎からの出血、疲労倦怠、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。
治療をせずそのまま放置すると死に至ることもある怖い病気なので、気になる症状がある方は早めに病院を受診しましょう。
ビタミンCを摂り過ぎるとどうなる?
ビタミンCは水溶性なので、過剰に摂取した分は尿と一緒に排出されます。
ビタミンCの取り過ぎによって健康に悪影響を及ぼすことはほとんどないので、安心して摂取してください。
ただし、腎機能障害がある人は、ビタミンCを取りすぎることで腎蓚酸結石のリスクが高まったり、吐き気、下痢、腹痛など、胃腸に悪影響を及ぼす可能性があるので、注意しましょう。
青汁とビタミンCの上手な摂り方、おすすめしたい3つの組み合わせ
続いては、青汁とビタミンCを上手に摂取するためのおすすめの組み合わせを紹介します。
青汁×リンゴ
りんごのビタミンC含有量は100gあたり4mgと、果物として多いほうではありません。
しかし、りんごを食べることで血中のビタミンC量が増加したという研究結果もあり、青汁に含まれるビタミンCを効率よく吸収するために、おすすめの組み合わせです。
例えば、すりおろしたりんごを青汁に入れると、スムージーのような感覚で楽しめます。
ほど良く酸味があるりんごは青汁との相性がよく、アレンジレシピとして味も美味しいのでぜひ試してみてください。
青汁×レモン汁
レモン汁には、100gあたり50mgとたっぷりのビタミンCが含まれています。
また、さっぱりとした風味は青汁と相性が良く、「レモンを絞って入れるだけ」で簡単にプラスできるのもおすすめしたい理由です。
青汁とレモン汁を組み合わせたアレンジレシピについては、以下の記事でいくつか紹介しているのでぜひ試してみてください。
青汁×玉露
玉露はお茶の中でもビタミンC含有量が非常に多く、100ccあたり19mgのビタミンCが含まれています。
また、玉露に含まれるビタミンCはカテキンに守られるため、熱によって破壊されにくく、温かいお茶からも摂取することができるのです。
青汁と玉露は味の相性も非常に良く、食事と一緒にとるのもおすすめです。
青汁とお茶のアレンジレシピは、以下の記事でも詳しく紹介しています。
ビタミンCを含む青汁は朝と夜いつ飲むのが良い?
青汁を使ってビタミンCを補給するなら、朝1杯、夜1杯の1日2回飲むのがおすすめです。
朝に青汁を飲むことで、すっきりとした目覚めをサポートしてくれますし、夜寝る前に青汁を飲むと、1日で消費したエネルギーをしっかりチャージすることができます。
朝・夜それぞれにメリットがあるので、1日2回のタイミングがベストと言えるでしょう。
さらに、飲むタイミングを決めておくことで習慣化しやすくなり、飲み忘れを防ぐことにもつながります。
また、ビタミンCは体の中に蓄積しにくい性質があるため、複数回に分けて摂取するのがおすすめです。
もちろん、必ずしも同じ飲み方をする必要はありません。
例えば、「朝はレモン汁と合わせてすっきり、夜は玉露を合わせてホットドリンクに」というように、時間帯に合わせたアレンジレシピを楽しむのもおすすめです。
青汁を飲むタイミングについては、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
青汁のビタミンC含有量は商品によって違う!成分表示をチェックしよう
ビタミンCは、美容と健康維持に欠かせない栄養素です。
フルーツやサラダから摂取できますが、手軽に摂取できる青汁を上手に活用してみてください。
青汁のビタミンCの含有量は商品によって異なります。成分表示をチェックして、ビタミンCがたっぷりと含まれた青汁を選ぶようにしましょう。