「青汁を毎日飲んだら太るの?」と心配になる方もいるかもしれません。
しかし、青汁に太る要素はなく、ダイエット中でも飲みやすい飲み物の一つです。
この記事では、青汁を飲み続けたら太るのか、ダイエット中におすすめの飲み方や注意点について紹介します。
【目次】
青汁に太る要素はない
青汁とは、生の緑黄色野菜を絞った汁、または粉砕して粉末状にしたものを指します。
原料となる野菜は、主に大麦若葉やケール、明日葉などが多いですが、商品によってさまざまです。
野菜の原料100%の青汁なら、1杯あたりのカロリーは10〜12kcal程度、糖質量は0.2〜0.9g程度です。
この程度のカロリー・糖質であれば、青汁自体に太る要素はないと言って良いでしょう。
ただし、青汁のカロリーや糖質量は、商品によって異なります。
また、野菜の原料100%の青汁であっても、牛乳やヨーグルト、ジュースなどに溶かすと、カロリーや糖質が増えてしまうので、注意してください。
青汁を飲めば痩せるわけではない
青汁に太る要素はありませんが、だからと言って「青汁を飲めば痩せる」というわけでもありません。
しかし、青汁に含まれるカリウムや食物繊維には、体内の老廃物を体の外へ排出する働きがあり、むくみの改善、腸内環境が整うなどのメリットもあります。
青汁は「飲めば飲むほど痩せる」というわけではありませんが、野菜の栄養素を手軽に補えるため、太りにくい体作りのサポートになるでしょう。
青汁を飲むだけではダメ!太る原因3つ
青汁は、「飲むだけで痩せる」という魔法の飲み物ではありません。
ダイエットを成功させるためには、なぜ太るのか、その原因を知り、生活習慣などを見直すことが大切です。
まずは、太る原因として代表的なものを3つ紹介します。
食べすぎ・食べなさすぎ
毎日青汁を飲んでいたとしても、食事や間食でつい食べすぎてしまうと、太る原因になります。消費できなかったカロリーは脂肪に変わり、蓄積されてしまうからです。
厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」によると、特別な運動などをしていない成人(18歳〜29歳)の1日あたりの摂取カロリーの目安は、男性で2,650kcal、女性で2,000kcal程度です。
また、食べすぎだけではなく、食べなさすぎても太る場合があります。
体内のエネルギーが極端に減少して体が飢餓状態になると、命を守ろうとする働きが起こり、脂肪を溜め込みやすくなってしまうからです。
基礎代謝も下がるため、ダイエットをやめた後のリバウンドもしやすくなるでしょう。
運動不足
運動不足も、太る原因の一つです。
ダイエット中は、「摂取カロリー<消費カロリー」の状態を維持するのがベストです。
しかし、運動量が少ないと消費カロリーが増えないため、摂取カロリーを抑えるしかなくなります。
普段の生活に適度な運動を取り入れれば、消費カロリーが増えるのはもちろん、筋肉量が増えて基礎代謝が上がり、カロリーを消費しやすい体作りができます。
消費カロリーが増えれば1日3食、栄養バランスの良い食事をしっかりとっても罪悪感がなくなり、ダイエット中のストレスも軽減できるでしょう。
ダイエット中の運動は、筋トレなどの無酸素運動とジョギングなどの有酸素運動をバランス良く取り入れるのがポイントです。
無酸素運動には筋肉量を増やして基礎代謝を上げる効果があり、有酸素運動には脂肪燃焼効果があります。
太りやすい食べ方
カロリーコントロールをしながら運動もしているのに、それでも太ってしまう場合は、食べ方に問題があるのかもしれません。
例えば、以下のような食べ方は太りやすいと言われています。
・朝ごはんを食べない
・夜遅い時間に食べる
・早食い
朝、何も食べずに活動をすると、次第に体が飢餓状態になり、脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。
また、夜遅い時間に食事をすると、摂取したエネルギーを消費し切れないまま就寝することになり、脂肪として蓄積されてしまうでしょう。
ダイエットを成功させるには、1日3食を規則正しく、毎日同じ時間に食べることを意識してみてください。
また、早食いは食べすぎにつながります。
急いで食べるのではなく、ゆっくりとよく噛んで、味わって食べることも大切です。
ダイエット中に青汁を飲むポイント
青汁自体に、太ったり痩せたりする要素はありません。
ですが、青汁を飲んで野菜の栄養を補うことは、健康的なダイエットのサポートになるでしょう。
ダイエット中に青汁を飲むなら、以下のタイミングを意識するのがおすすめです。
・食事の前
・朝一番
・就寝の2時間前
食事の前に1杯の青汁を飲むことで、満腹中枢が刺激され、食べる量を減らすことができます。朝の水分補給として、朝食の前に青汁を飲むのも良いでしょう。
就寝の2時間前に飲めば、青汁に含まれるビタミンやミネラルが睡眠中に行われるさまざまな代謝をサポートしてくれるでしょう。
ダイエット中に青汁を飲むときの注意点
青汁は、ダイエット中でも飲みやすい飲み物です。
ただし、青汁を飲めば痩せるというものではなく、青汁なら何でも良いというわけでもありません。
ここから、ダイエット中に青汁を飲むときの注意点を3つ紹介します。
野菜もしっかり食べる
青汁は、食事だけでは不足しがちな野菜の栄養を補うのにぴったりの飲み物ですが、だからと言って野菜を食べなくて良いわけではありません。
ダイエット中は、低カロリーで栄養豊富な野菜をしっかり食べることを意識しましょう。
置き換えダイエットはNG
食事を青汁に置き換えるダイエット方法は、おすすめできません。
一時的に体重減少などの効果が見られるかもしれませんが、体が飢餓状態に陥りやすく、基礎代謝が下がってリバウンドもしやすくなるため、食事はしっかりととるようにしましょう。
ただし、つい食べ過ぎてしまった日のカロリーコントロールとして、
・主食を青汁に置き換える
・1日1食のみ青汁に置き換える
などの方法なら問題ないでしょう。
お茶碗1杯分のご飯のカロリーは234calですが、青汁のカロリーは1杯あたり10〜12kcal程度です。
1日のうちの1食だけ、主食を青汁に置き換えることで、大幅なカロリーダウンが期待できるでしょう。
砂糖や甘味料などの糖類に注意
青汁商品のなかには、砂糖や甘味料で甘みを出し、飲みやすくしているものもあります。
野菜特有の苦味や青臭さを感じにくくしてくれるのは一見メリットにも思えますが、その分カロリーや糖質も多いので、ダイエット中に飲むのは避けたほうが良いでしょう。
ダイエット中に青汁を飲むなら、野菜の原料100%の青汁のものがおすすめです。
例えば、大麦若葉100%の青汁は、青臭さや苦みもなく、スッキリとした抹茶風味なので、青汁が初めての方でも飲みやすいでしょう。
青汁に太る原因はない!生活習慣や飲み方を見直そう
青汁の原料は、大麦若葉やケールなどの野菜です。
野菜の原料100%の青汁はカロリーも糖質も低いため、それだけで太るということは考えにくいでしょう。
ただし、「青汁さえ飲めば痩せる」というわけではありません。
ダイエットを成功させるには、1日3食、栄養バランスのとれた食事をとったうえで、適度な運動を取り入れて、摂取カロリーと消費カロリーのコントロールをすることが大切です。
青汁自体に太ったり、痩せたりする要素はないものの、青汁はダイエット中でも飲みやすい飲み物の一つです。
食事だけではどうしても不足してしまうビタミンやミネラル、食物繊維など、野菜の栄養素を補えるため、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてください。